私たちは、誰もが「必要なときに、必要な機会がる、また、誇りをもって働ける社会」を実現するために、労働のあり方考え、実装してまいります。
労働や就労においても、信頼を育む関係性を軸にした「エシカルワーク」を推進することで、その個人の尊厳と社会全体の持続可能性を両立させていく、
エコレジカルな人と、働く環境の醸成に取り組みます。
すべての人が、自身の状況やライフステージに応じて柔軟に働き方を選べる社会。
雇用の条件は公平で透明性があり、労働市場は一方向ではなく、双方向な関係、
必要に応じてスキルを身につける機会があり、また、そうした可能性にも、取り組むことを、公認できる社会、安心して移動ができ、スキルを蓄える機会を社会全体でささえる社会。
企業・組織・地域が互いに信頼でつながり、労働が人と社会と環境を支えるエコシステムの一部として循環している世界。
1. 信頼の重視:労使関係、働く人同士のつながり、顧客との関係において、相互理解と誠実さを大切にします。
2. 公正な労働条件:誰もが対等に評価され、安心して働ける雇用条件を整える
3. 選択の自由と流動性:必要に応じて柔軟に仕事を選び、移動できる構造、それを社会全体でバックアップする環境など、理解を含めた整備。
4. 不要な労働の削減:成果主義に偏らず、意味と目的を伴う労働にもフォーカス
5. エコロジカルなつながり:労働を自然環境・地域資源・人間関係の中に位置づけ、調和のとれた社会システムをつくります。
仕組み(Framework) – 実現のための構造
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エシカルワーク・プラットフォーム:労働者と雇用主をフェアな価値観でつなぐマッチング機能。労働の透明性や可視化を促進。
• 可変型雇用モデル:時間・契約形態・成果に応じた柔軟な雇用形態の提供と、それを支える制度設計
• 移動支援ネットワーク:離職・転職・職種変更など、労働市場内での「安全な流動性」を担保するサポート機構。
• 信頼指標と関係性評価:労働環境の信頼性を定量・定性で可視化し、企業や組織の倫理性を明示。
• 地域・業界横断のエコ連携:福祉・教育・医療・農業など、多様なセクターと連携し、仕事の生態系を広げる。
福祉分野における「ethical(エシカル)なワーク」とは、単に制度に沿った支援をすることではなく、人としての尊厳・公平性・持続可能性を大切にした「支援のあり方」や「働き方」を意味します。
【福祉でのエシカルなワークのポイント】
1. 利用者の「声」や「選択」を尊重する
• 「してあげる」支援ではなく、「ともに考え、選び、進む」支援
• 本人の意向・希望・人生観を尊重
• 説明責任(インフォームド・コンセント)を徹底する
2. 職員も大切なエシカル・ワーク
• 職員の心身の健康も「倫理的ケア」の一部
• 感情労働に対してサポートする仕組みを大切にします。
3. 差別・偏見・不平等に加担しない
• 社会的マイノリティに対する無意識の差別を見直す姿勢
• 利用者の「役割」や「可能性」を信じ、育てるまなざし
4. 地球的・社会的に持続可能な実践
• 福祉物資のリサイクル、地域との協働、再分配など
• 施設や支援機関の運営が「搾取型」になっていないかの見直し
• 子ども・若者・高齢者・障害者、誰もが「生きていい」と思える社会の実現
エシカルな福祉ワークとは:
「相手のQOLだけでなく、自分のQOLも守る支援」
「制度に偏重しすぎない'人'の尊厳を尊重した実践」
福祉は本質的にエシカルを体現する職種です。けれど、忙しさや制度に追われてその軸が揺らぎやすいのも事実。
だからこそ、「エシカル」という言葉を時折立ち止まって見つめ直すことが、福祉に携わる我々にとっても、大切といえるかもしれません。
【エシカルワークの就労支援とは?】
エシカルワーク(倫理的な働き方)とは、労働者の人権や健康、環境、地域社会への配慮などを重視した働き方・雇用形態を指します。これに基づいた就労支援では、以下のような支援や考慮が必要になります。
【特徴的な支援の視点】
1. 本人の価値観とライフスタイルの尊重
・利益や生産性だけでなく、「自分らしさ」「社会的意義」「持続可能性」を大事にする就労選択を支援。
・自己理解を深めるキャリアカウンセリング。
2. 働き方の選択肢の多様性
・フルタイム・パートタイム・テレワーク・プロジェクトベースなど、多様な働き方を紹介。
・フリーランスやパラレルキャリア的な働き方への支援。
3. 「搾取されない」「無理をしない」職場のマッチング
・長時間労働や精神的ストレスを避け、適切な労働環境を選ぶための支援。
・雇用主との「対等な交渉力」を育てる。
4. 倫理的な企業や団体との連携
・障害者雇用や地域貢献に積極的な企業とのネットワーク構築。
5. ソーシャルインパクトを重視
・単なる職業紹介ではなく、「働くことを通じて社会にどんな影響を与えるか」をも意識。
・制度の対象でない対象の方々の支援が薄くなることについて、社会の特徴として理解をし、自覚的に、制度の過渡期の支援策を考え、適切な支援を社会全体で考え、取り組めるよう事例やモデル作り、共有に取り組む。
⚫︎キーワード
エシカルキャリア
マッチングの精度
体験機会を通じたマッチングシステムの積極導入
エシカルワークに取り組む企業・事業所の認証 注目
倫理とは、人としてよりよく生きるための「心のコンパス」です。他者を思いやり、社会と調和しながら、自分の行動に責任を持つための考え方です。正しさを押しつけるものではなく、互いに心地よく過ごすためのやさしい約束ごと。小さな選択にも、その芯があります。
世界では戦争や対立が続き、経済格差や相対的貧困が広がっています。
自分の集団や団体、組織、国がよければ...
それぞれの正義が、奪いあいや、傷けあいにまで、エスカレート、
出し抜きや、騙しは、資本主義経済の社会では、さも当たり前でもあるかのように、
奪いあいや、出し合い、が社会の寛容さを吸い取っていきます。
今の社会の状態で、我々は、幸せに生きる社会になるのでしょうか。
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物質的に豊かでも、多くの人が孤立や不安を抱えて生きるこの時代、私たちは改めて「倫理」に立ち返ることに価値がある、高まってきているのかもしれません。
倫理とは、他者や社会、自然とのつながりを大切にしながら、自分の在り方を問う姿勢。
弱い立場にある方々、見えないけど大切なものごと、
今、そして、未来に思いを馳せる力..
効率や利益だけでは測れない「人間らしさ」命の尊厳を守るために、いま倫理は希望の土台となるのです。