受付時間:平日10:00~17:00
エシカルと、エシカル・ワーク
今と未来

エシカルと
エシカル・ワーク

「エシカル」とは、英語で「倫理的な」という意味の英語の形容詞・ethical を、そのままカタカナに置き換えた言葉です。
「エシカル消費」を直訳すると「倫理的な消費」となります。
つまり、「安くて良いモノ」や「自分にとってどれくらい得か」といった基準だけで 選ぶことではなく、より広い視野で、「人や社会、地域、環境などに優しいモノ」を購入する消費行動やライフスタイルを指しています。
自分以外の他者や地域社会、自然環境などを思いやる、「思いやり消費」、「応援消費」とも言えます。

エシカル・ワーク

「エシカル・ワーク」とは
倫理的な労働環境、労使の信頼関係、倫理的な関係になります。

つまり、「利益偏重で、労働者を軽んじる、大切にされない対応や労働条件」や「特定の方々に利益が集まり、適切な分配がなされていない」
という価値観から、
人、社員を大切に、労使が対話や、相互理解に取り組み、人らしい尊厳ある仕事、働くを醸成する言葉。

やりがいをもって働くことができる、
そんな関係を目指したい、
「働くうえでの労使の関係を豊かに」
お互いに持続可能な、働く環境を考えたワーク。


自分以外の他者や、異なる立場、労使、地域社会、自然環境なども含み、人と「働く」「思いやり雇用関係、環境」、「双方」
働くを豊かに。
エシカル・ワーク。
に賛同いただける皆さまと、ともに、
労使の持続可能で、相互理解、信頼に基づく、
エシカル・ワーク

エシカル・ワークスペース
今と未来

Ethical Workscape
エシカル・ワークスペース

Ethical Workscape(エシカル・ワークスケープ)

倫理的かつ創造的な働き方・税金の使われ方・制度設計を含む「働く環境の未来地図」。
Public Value Living パブリック・
バリュー・リビング
今と未来

Public Value Living
パブリック・バリュー・リビング

Public Value Living(パブリック・バリュー・リビング)

暮らしの中に公共性と価値を取り戻す。働き方と社会の資源配分を見直す取り組み。活動。

⚫︎ 提唱する価値・意義

Humane Productivity
(ヒューマン・プロダクティビティ)

「人間らしさに根ざした生産性。
暮らし・働き方・公正な社会投資のバランスを追求する。」


エシカル・ワーク

 エシカルな労働雇用とは、労働者の人権・多様性・健康を尊重し、公正な待遇と働きがいを保障する雇用のあり方を指す。環境・社会への配慮を含み、持続可能な働き方と企業の倫理的責任を両立することが求められる。

実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。

エシカル・ワーク

  • エシカル・ワークにおける
    ミッション(Mission) – 私たちの使命

     

    私たちは、誰もが「必要なときに、必要な機会がる、また、誇りをもって働ける社会」を実現するために、労働のあり方考え、実装してまいります。

    労働や就労においても、信頼を育む関係性を軸にした「エシカルワーク」を推進することで、その個人の尊厳と社会全体の持続可能性を両立させていく、
    エコレジカルな人と、働く環境の醸成に取り組みます。

  • ビジョン(Vision) – 私たちが目指す未来

     

    すべての人が、自身の状況やライフステージに応じて柔軟に働き方を選べる社会。
    雇用の条件は公平で透明性があり、労働市場は一方向ではなく、双方向な関係、
    必要に応じてスキルを身につける機会があり、また、そうした可能性にも、取り組むことを、公認できる社会、安心して移動ができ、スキルを蓄える機会を社会全体でささえる社会。

    企業・組織・地域が互いに信頼でつながり、労働が人と社会と環境を支えるエコシステムの一部として循環している世界。

     

  • バリュー(Values) – 私たちの価値観

     

    1. 信頼の重視:労使関係、働く人同士のつながり、顧客との関係において、相互理解と誠実さを大切にします。

    2. 公正な労働条件:誰もが対等に評価され、安心して働ける雇用条件を整える

    3. 選択の自由と流動性:必要に応じて柔軟に仕事を選び、移動できる構造、それを社会全体でバックアップする環境など、理解を含めた整備。

    4. 不要な労働の削減:成果主義に偏らず、意味と目的を伴う労働にもフォーカス

    5. エコロジカルなつながり:労働を自然環境・地域資源・人間関係の中に位置づけ、調和のとれた社会システムをつくります。

    仕組み(Framework) – 実現のための構造

  • エシカルワーク・プラットフォーム

    エシカルワーク・プラットフォーム:労働者と雇用主をフェアな価値観でつなぐマッチング機能。労働の透明性や可視化を促進。

    • 可変型雇用モデル:時間・契約形態・成果に応じた柔軟な雇用形態の提供と、それを支える制度設計

    • 移動支援ネットワーク:離職・転職・職種変更など、労働市場内での「安全な流動性」を担保するサポート機構。

    • 信頼指標と関係性評価:労働環境の信頼性を定量・定性で可視化し、企業や組織の倫理性を明示。

    • 地域・業界横断のエコ連携:福祉・教育・医療・農業など、多様なセクターと連携し、仕事の生態系を広げる。

  • エシカルワークと多様性

    「多様性の本質」と「その成分」、そして「多様性社会における個人と個人の対話に必要なマインドや認識」について

    ◆ 多様性の本質とは何か?

    ◎定義(本質)

    多様性とは、異なる背景・価値観・経験・在り方を持つ人々が、排除されることなく、対等に関わり、社会に参与できる状態を保障し合うこと。

    多様性は「違いを認める」だけでなく、「違いがあるからこそ可能になる価値創出」を含みます。そのためには、単なる「存在の許容」を超えて、関係性の中で違いに向き合い、活かし合う力=関係性のデザイン力が不可欠です。

    ◆ 多様性の構成成分(見落とされがちなポイントも含め)

    1. 表層的な多様性
    ・国籍、性別、年齢、人種、身体的特性など、可視化しやすい属性。

    2. 中間的な多様性
    ・教育歴、職業、宗教、言語、文化的背景、地域性など。
    ・経験や文脈によって変動する要素。

    3. 深層的な多様性
    ・思考様式、価値観、感情の扱い方、信念、アイデンティティ、人生観。
    ・一見すると見えにくいが、対話を通じて初めて明らかになる。

    4. 構造的要素
    ・社会の中に存在する排除構造や権力関係(例:制度的差別、バリア)。
    ・「誰が発言しやすいか」「誰の声が価値とされるか」という見えないレイヤー。

    ◆ 多様性社会に必要な「社会の考え方・マインドセット」

    ◎ 基本的なスタンス
    1. 前提を疑う力
     ―「当たり前は誰の当たり前か?」を問う視点。

    2. 違いを脅威ではなく資源と見る
     ―「理解できない」=「誤り」ではなく、「学ぶ余地」として捉える。

    3. 共通性を急がない
     ―違いに橋を架けることは必要だが、「同じになる」ことをゴールにしない。

    ◆ 個人と個人の対話に必要な認識・姿勢


    必要な認識・態度 具体的な意味
    自分の眼鏡を意識すること 自分の価値観・経験もまた一つの文化にすぎないとした理解

    理解しようとする姿勢 相手を「解釈する」のではなく、「共に見ようとする」

    沈黙や違和感を歓迎する 対話の中で生じる沈黙やモヤモヤは、学びの入り口

    相手の語りの背景を想像する 言葉の奥にある体験や文脈を汲み取ろうとする態度

    関係の中で変わっていいと思える 対話は「説得」ではなく、「変容」を共にするプロセス
    対話的なプロセスを大切にしたいものです。


    ◆ 最後に:多様性は「状態」ではなく「プロセス」

    多様性は「そこにあるもの」ではなく、「関わりの中で育てていくもの」

    つまり、“多様性を持つ社会”ではなく、“多様性を育む関係性”が存在できる社会、
    既に社会は多様な状況ですが、その多様さを活かす社会への変貌、受容、によりさらにエンパワーメントされうる社会
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

エシカル・ワーク

エシカルワーク認証マーク   研究・実装

「エシカルワーク認証マーク」は、労働環境の倫理性を可視化する新たな認証制度となります。

以下のような基準を設けることで、働くうえでの企業の方々の社会的責任を促進し、労働者の権利保護を図ることができます。

認証基準
1. 労働環境の安全性と健康管理:労働者が安全かつ健康に働ける環境の整備。

2. 公正な賃金と労働時間:最低賃金の遵守と適切な労働時間の管理。

3. 差別の禁止と多様性の尊重:性別、年齢、国籍、障害の有無などによる差別の排除。

4. 労働者の意見反映と参加:労働者が意見を表明し、意思決定に参加できる仕組みの導入。

5. サプライチェーン全体の倫理性:下請け企業や関連会社における労働環境の監査と改善。

認証プロセス
1. 申請:企業が認証機関に申請書を提出。
2. 書類審査:企業の労働環境に関する書類を審査。
3. 現地監査:専門家が企業を訪問し、実際の労働環境を確認。
4. 評価と認証:基準を満たしている場合、認証マークを付与。
5. 定期的な再評価:一定期間ごとに再評価を行い、継続的な改善を促進。 

このような認証制度を導入することで、企業の社会的責任を明確にし、消費者や取引先に対して倫理的な労働環境を提供していることを示すことができます。また、労働者にとっても安心して働ける職場づくりが進むと期待されます。

このような認証制度の導入や普及には、企業、労働者、消費者、政府など多くの関係者の協力が必要です。今後、労働環境の改善と倫理性の向上を目指す取り組みが広がることを期待しています。

実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。

エシカルな取り組み

  • エシカルな取り組み 山梨県

    様々な地域や、個別な取り組みなどをご紹介。
    外部リンク 山梨県

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

エシカル・ワーク
  〜福祉〜

福祉分野におけるエシカル・ワーク

福祉分野における「ethical(エシカル)なワーク」とは、単に制度に沿った支援をすることではなく、人としての尊厳・公平性・持続可能性を大切にした「支援のあり方」や「働き方」を意味します。

【福祉でのエシカルなワークのポイント】

1. 利用者の「声」や「選択」を尊重する

• 「してあげる」支援ではなく、「ともに考え、選び、進む」支援

• 本人の意向・希望・人生観を尊重

• 説明責任(インフォームド・コンセント)を徹底する

 

2. 職員も大切なエシカル・ワーク

• 職員の心身の健康も「倫理的ケア」の一部

• 感情労働に対してサポートする仕組みを大切にします。

3. 差別・偏見・不平等に加担しない

• 社会的マイノリティに対する無意識の差別を見直す姿勢

• 利用者の「役割」や「可能性」を信じ、育てるまなざし

4. 地球的・社会的に持続可能な実践

• 福祉物資のリサイクル、地域との協働、再分配など

• 施設や支援機関の運営が「搾取型」になっていないかの見直し

• 子ども・若者・高齢者・障害者、誰もが「生きていい」と思える社会の実現

 

 

エシカルな福祉ワークとは:

 

「相手のQOLだけでなく、自分のQOLも守る支援」

「制度に偏重しすぎない'人'の尊厳を尊重した実践」

 

福祉は本質的にエシカルを体現する職種です。けれど、忙しさや制度に追われてその軸が揺らぎやすいのも事実。

だからこそ、「エシカル」という言葉を時折立ち止まって見つめ直すことが、福祉に携わる我々にとっても、大切といえるかもしれません。

 

エシカルな就労支援

 

【エシカルワークの就労支援とは?】

エシカルワーク(倫理的な働き方)とは、労働者の人権や健康、環境、地域社会への配慮などを重視した働き方・雇用形態を指します。これに基づいた就労支援では、以下のような支援や考慮が必要になります。

【特徴的な支援の視点】

1. 本人の価値観とライフスタイルの尊重

・利益や生産性だけでなく、「自分らしさ」「社会的意義」「持続可能性」を大事にする就労選択を支援。

・自己理解を深めるキャリアカウンセリング。

2. 働き方の選択肢の多様性

・フルタイム・パートタイム・テレワーク・プロジェクトベースなど、多様な働き方を紹介。

・フリーランスやパラレルキャリア的な働き方への支援。

3. 「搾取されない」「無理をしない」職場のマッチング

・長時間労働や精神的ストレスを避け、適切な労働環境を選ぶための支援。

・雇用主との「対等な交渉力」を育てる。

4. 倫理的な企業や団体との連携

・障害者雇用や地域貢献に積極的な企業とのネットワーク構築。

5. ソーシャルインパクトを重視

・単なる職業紹介ではなく、「働くことを通じて社会にどんな影響を与えるか」をも意識。
・制度の対象でない対象の方々の支援が薄くなることについて、社会の特徴として理解をし、自覚的に、制度の過渡期の支援策を考え、適切な支援を社会全体で考え、取り組めるよう事例やモデル作り、共有に取り組む。



⚫︎キーワード

エシカルキャリア

マッチングの精度

体験機会を通じたマッチングシステムの積極導入

エシカルワークに取り組む企業・事業所の認証 注目 


実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。

具体的なACTION PLAN

  • 「本人体験スコア」:評価の枠組み 目的:就労者本人の「働きやすさ」「安心感」「生活と仕事の両立感」を数値化し、定着率などの客観指標とあわせて評価する。

    病や障害を抱えながら働く方々にとって、「安心して働き続けられる環境」があるかどうかは、とても大切なことです。私たちは、その実感を丁寧に数値化し、就労支援の質を見える化するために 「本人体験スコア」 を導入します。

    このスコアは、働きやすさや安心感、治療と仕事の両立感など、本人の体験を5つの領域に分けて評価します。
    評価はシンプルな5段階回答方式で行い、領域ごとのサブスコアを合計して100点満点で算出します。

    数値として「働きやすさ」を見える化することで、定着率や就労までの時間といった客観的な指標とあわせ、より多角的な分析と改善につなげる1つのデータになるのではと考えております。

    本人体験スコアの導入によって得られる価値は、単に点数を出すことにとどまりません。本人の声を反映することで、 職場環境の改善ポイントを具体的に示すことができる 支援の効果や課題を時系列で把握し、改善につなげられる 「数字に表れにくい安心感」や「働く自信」といった要素を可視化できる といった成果が期待できます。 運用にあたっては、機会あるごとに調査を実施し、変化を追跡できればと考えています。

    回答時間は短く、設問は10〜15問程度(想定)に整理。さらに自由記述欄を設け、数字だけでは拾いきれない声も大切にします。集計は匿名性を確保し、企業・自治体・研究チームが連携して行います。 「働き続けられる安心」を数字と声で可視化することは、本人にとっても、職場にとっても、そして社会全体にとっても大きな意義があります。本人体験スコアを軸に、より持続可能で包摂的な就労環境の実現に取り組んでまいります。   「本人体験スコア」©ONE

    応用版:
    本人体験スコア 支援機関・支援者バージョン 
    本人体験スコア 事業者・企業の方バージョン

  • ダイバーシティ・ワークプレイス認証
    DWP認証  (Diversity Workplace Certification)

    1. 登録制 + ステージ型認証
    ・登録は自己申告ベースでスタート
    ・審査による書類・ヒアリング・現場確認で段階的な認証
    ブロンズ・シルバー・ゴールド

    ・2年ごとに更新

    2. 評価項目

    分類 評価項目
    ①労働環境 柔軟な勤務体系(リモート/短時間/通院配慮など)
    ②雇用形態 正規・非正規に関わらない適正な処遇
    ③多様性 障害・疾病・ジェンダー・国籍などへの包摂  
    ④教育と対話 労働者の声を聴く仕組み・コミュニケーション、対話、エンパワメント研修の実施
    ⑤公正性 ハラスメント・差別防止、公正な人事制度

    【認証取得によるメリット】
    ・認証ロゴの使用権(名刺・求人票・HP・製品に記載可)
    ・ エシカル人材の採用広報支援(認証企業に就職したい人向けプラットフォーム)
    ・企業価値の向上(ESG・SDGsへの貢献)



    【今後の展開について】
    • 認証取得企業のマップやデータベースを一般公開
    • 登録企業を集めた就職フェア「フェアワークEXPO」開催
    • 学生や転職希望者向けに「フェアな職場選びガイド」制作   

    *ダイバーシティ・ワークプレイス認証実行チームにより検討
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

倫理って何ですか?

倫理ってなんですか?

倫理とは、人としてよりよく生きるための「心のコンパス」です。他者を思いやり、社会と調和しながら、自分の行動に責任を持つための考え方です。正しさを押しつけるものではなく、互いに心地よく過ごすためのやさしい約束ごと。小さな選択にも、その芯があります。

サンプル 太郎
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
サンプル 太郎
実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください

世界では戦争や対立が続き、経済格差や相対的貧困が広がっています。
自分の集団や団体、組織、国がよければ...
それぞれの正義が、奪いあいや、傷けあいにまで、エスカレート、
出し抜きや、騙しは、資本主義経済の社会では、さも当たり前でもあるかのように、
奪いあいや、出し合い、が社会の寛容さを吸い取っていきます。
今の社会の状態で、我々は、幸せに生きる社会になるのでしょうか。


      ⚫︎


物質的に豊かでも、多くの人が孤立や不安を抱えて生きるこの時代、私たちは改めて「倫理」に立ち返ることに価値がある、高まってきているのかもしれません。

倫理とは、他者や社会、自然とのつながりを大切にしながら、自分の在り方を問う姿勢。

弱い立場にある方々、見えないけど大切なものごと、
今、そして、未来に思いを馳せる力..

効率や利益だけでは測れない「人間らしさ」命の尊厳を守るために、いま倫理は希望の土台となるのです。

実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。

倫理アーカイブ

  • 医療倫理の基礎知識 日本医師会

    「医学・医療の進歩とともに「医の倫理」が重視されるようになり、日本医師会も医師の倫理の向上のための種々の努力をしてきました。」
    出所 日本医師会
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。


1. WHO決議(WHA67.19)の中身と具体的要請

WHA67.19「包括的ケアの一環としての緩和ケアの強化」(2014年採択)では、緩和ケアを以下のように定義・位置づけています。

“Palliative care is an approach that improves the quality of life of patients (adults and children) and their families who are facing problems associated with life-threatening illness, through the prevention and relief of suffering by means of early identification and correct assessment and treatment of pain and other problems, whether physical, psychosocial or spiritual.” 

さらに、決議文ではWHO事務局長への要請として、主に次の点が挙げられています: 
1. あらゆる疾病制御および保健システム計画に緩和ケアを統合
2. 非感染性疾患(NCD)対策やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)計画への組み込み
3. 医療従事者教育への緩和ケアカリキュラム導入
4. 必須医薬品リストへのオピオイドなど緩和ケア薬剤の掲載促進
5. 各国・地域の協力計画への緩和ケア枠組みの組み込み

これらを通じて、「疾病の早期ステージから終末期に至るまで、一貫した緩和ケア提供体制を構築する」ことが国際的な目標とされています。

2. 疾患ごとに法律を定めた場合の格差問題
・ メリット
•・がん、HIV、ターミナルケアなど特定疾患のニーズに合わせた詳細な規定が可能。
・ 疾患ごとの専門家育成や施設認定基準を明確化できる。
・デメリット/問題点

1. カバーされない疾患の発生
・がんでは緩和ケア法が整備されても、心不全や難病、認知症などは後回しになりやすく、支援の「空白域」が生まれる。

2. 制度の断片化
・疾患別に異なる保険償還ルールや研修要件が混在し、医療機関・地域包括ケアの現場で混乱が生じる恐れ。

3. 公平性の損失
・法律で保障される疾患とされない疾患でサービスアクセスに大きな差が生じ、患者間の不平等を助長する可能性。

→ こうした格差を避けるため、疾病横断的な「包括的緩和ケア法」やUHCフレームワークへの位置づけが望ましいと考えられます。

3. 精神的・社会的苦痛を評価し、サービスにつなげる仕組みの先進例

国・地域 取り組み 特徴
英国 Ambitions for Palliative and End of Life Care: a national framework for local action ・6つの「Ambitions(目標)」を設定し、社会的孤立や精神的苦痛にも重点・地域ごとにKPIを定め、実装状況を評価・報告
米国 Medicare Hospice Benefit ・ホスピス給付には「Social Plan(社会的支援計画)」の作成が必須・心理的評価ツール(例:PHQ-9抑うつ評価)や生活支援ニーズをドキュメント化
カナダ(オンタリオ州) Palliative Care Health Services Delivery Framework ・コミュニティ設定での社会的支援アセスメントガイドラインを整備・ケアチームが「社会的ネットワーク」「経済的負担」「家族・介護者のニーズ」を評価し、支援サービスに直接リンク 

オーストラリア National Palliative Care Standards ・緩和ケアサービスの認定基準に「心理社会的評価と介入」を明記・定期的に患者・家族満足度調査を実施し、地域資源との連携度をモニタリング

• これらの国では、身体的痛みだけでなく、心理的苦痛(抑うつ・不安)や社会的苦痛(孤立・経済的不安・役割喪失)を測定する標準化された評価ツールを用い、その結果に応じてソーシャルワーカーやピアサポート、VCSE(ボランティア・コミュニティ組織)への紹介を自動的に行う仕組みを構築しています。

──まとめ──
1. WHA67.19では、緩和ケアを早期から包括的に組み込み、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル領域をカバーすることを国際目標としています 

2. 疾患別法律は専門性向上に寄与しますが、格差や断片化のリスクがあり、疾患横断的アプローチが望ましい。

3. 英国・米国・カナダ・オーストラリアなどでは、精神社会的苦痛を評価・モニタリングし、サービスに直結させる枠組みを法令や標準に組み込んで運用しています。

個人の暮らしやすさや実感に根ざしながら、仕事の生産性、経済的な豊かさ、精神的な安定、そして人生そのものの質といった多面的な“生産性”を高めることを柱とします。
その視点から社会課題を一周し、制度や構造の問題を捉え直すことで、より人間的で持続可能な社会を描いていきます。

具体的には、個別の相談支援を通じて一人ひとりの声に触れ、調査や対話により課題の本質を掘り下げ、社会に向けた情報発信や議論喚起によって共感と行動を広げていきます。

「生きやすさ」や「働きやすさ」といった個々の実感を出発点に、「個」と「社会」を結び直す挑戦です。共に問い、共に築く、新しい社会の可能性を探ります。
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください